TOP医師・認定遺伝カウンセラーが、
医療面と心理社会面からサポートいたします。
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遺伝カウンセリングとは
病気の遺伝や遺伝子に関するご相談、お悩み、心配事について、医師・認定遺伝カウンセラーが医療面と心理社会面からサポートします。また必要に応じて各診療科や医療機関との連携を図りながら、相談者（クライエント）にとってより良い選択ができるよう体制づくりに努めています。
遺伝カウンセリングではまず、既往歴や家族歴、これまでに受けた検査の結果等、医学的・遺伝学的情報を整理し、ご相談したい内容をお聞きします。ご相談いただいた内容に対して、正確な医学的・遺伝学的な情報（例えば：疾患の概要、遺伝子検査、遺伝形式、確定診断後の対応等）、社会資源等の情報提供を行います。また、そういった情報がご本人や家族にどのような影響を与えるのか、その情報を相談者がどのように受け止めるかについてもゆっくり話し合いを行います。情報と気持ちの面、両方を踏まえて、より良い選択や判断ができるよう、時間をかけて相談していく場です。
東大病院では、自費診療（費用は下記をご参照ください）での遺伝カウンセリング外来にてご相談への対応を行っております。症状がある方、ない方、患者さん・そのご家族を問わず、遺伝に関するお悩みやご相談をご希望の方にご来談いただけます。
症状をお持ちの方の場合、各診療科で保険診療にて対応を行う場合もあります。ご不明な点がありましたら、事前にゲノム診療部の認定遺伝カウンセラーまでご相談ください。
遺伝カウンセリング料
| 初回 | 60分まで 12,940円＋税 60分以降30分ごとに 4,910円＋税 |
| 2回目以降 | 30分まで 3,870円＋税 30分以降30分ごとに 3,090円＋税 |
遺伝カウンセリングの相談内容
染色体や遺伝子の変化が関わる疾患には様々なものがあり、遺伝カウンセリングでご相談を受ける内容は複数の診療科にわたる場合もあります。ここではおおまかに4つの領域に分けてよく聞かれるご相談の内容について紹介します。
周産期領域
- これまでに何回か流産の経験があるのですが、遺伝的な原因があるのでしょうか？
- 自分自身や家族が遺伝性疾患をもっているのですが、どれくらいの確率でこどもに遺伝するか知りたいです。
- 生まれつきの病気を持った子を出産した経験があります。次の子でも同じことが起きる可能性はありますか？
- 妊婦健診で赤ちゃん（胎児）に病気があると説明を受けました。詳しい検査を受けた方がいいのかどうか、今後のことも含めて相談したいです。
小児領域
- 生まれた赤ちゃんに「染色体異常」があると言われました。これからどうなっていくのか不安です。この病気について詳しく知りたいです。
- 自分もパートナーもこれまで元気に生活してきたのに、こどもには生まれつきの病気がありました。なぜそんなことが起きたのか原因が知りたいです。
- こどもにいくつか特徴や症状があり、「遺伝子の病気」の疑いがあると言われました。確定診断のための遺伝子検査について知りたいです。
- こどもは小さい頃に遺伝性疾患と診断を受けています。将来的に本人やきょうだいに「遺伝のこと」を話さなくてはいけないのか、どうやって伝えればいいのか悩んでいます。
腫瘍領域
- 家族に何人もがんになった人がいて、自分も同じがんになりました。これは遺伝でしょうか？
- 遺伝性のがんの疑いがあると説明を受けました。遺伝子検査で診断することはできますか？もし確定診断がついたら他のがんにもなる可能性がありますか？早期発見や予防のためにできることは何ですか？
- 遺伝性のがんと診断されました。こどもやきょうだいに伝えた方がいいでしょうか？いつ・どのように伝えればいいか悩んでいます。
- 遺伝性のがんと診断を受けた血縁者がいます。自分はがんになったことはありませんが、遺伝子検査を受けた方がいいのか悩んでいます。
- がんの治療薬選択のために遺伝子検査を受けました。その結果、遺伝性腫瘍の可能性を指摘されました。この先、どう対応していけばよいでしょうか？
神経・筋疾患領域
- 今の症状から遺伝性の難病の可能性があると説明を受けました。確定診断のための遺伝子検査について知りたいです。
- 遺伝性の神経難病と診断されました。家族に話した方がよいのか、どのように伝えればいいのか悩んでいます。
- 亡くなった親族が遺伝性の神経の病気だったと聞きました。将来自分も同じ病気になる可能性はあるのでしょうか？こどもへの遺伝も気になっています。
- 遺伝性の筋疾患の家族歴があります。自分はこれまで元気に過ごしてきましたが、今後発症する可能性があるのかどうか、遺伝子検査を受けたいと思っています。
