遺伝子解析技術の目覚ましい進歩により、がん、遺伝性疾患など様々な病気の診断、治療が大きく変わりはじめています。
本ゲノム診療部では、2017年4月に診療体制を一新し、遺伝病・難病部門に加え、がんゲノム医療の提供を本格的にスタートさせました。

2020年1月には本学大学院に「統合ゲノム学分野」が新設され、東大病院ならではのゲノム医療をより多くの患者さんに提供できるよう、多くの診療科の医師、スタッフと協調しながら診療にあたっています。東京大学で独自に開発したがん遺伝子パネル検査(TodaiOncoPanel)、遺伝性疾患の診断・治療・カウンセリングをはじめ、院内完結型の次世代シークエンサー検査室やバイオリソースセンターの活用を含め、最先端のゲノム診断技術の臨床応用を推進し、よりよい医療の提供に努めて参ります。
ゲノム医療は、分野・診療科横断的な側面をもつユニークな診療領域です。親しみやすいゲノム医療を目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。